慣用句の覚え方|体の部位を使った頻出表現
慣用句は、二つ以上の言葉が結びついて、もとの意味とは違う特別な意味を表す表現です。中学受験では意味を問う問題が定番。とくに体の部位を使った慣用句はよく出るので、部位ごとに整理して覚えると効率的です。
「目」を使った慣用句
| 慣用句 | 意味 |
| 目がない | 好きでたまらない(例:あまいものに目がない) |
| 目に余る | 程度がひどくて見過ごせない |
| 目を盗む | 人に気づかれないようこっそりする |
| 目を細める | うれしくて、ほほえましく思う |
「口」を使った慣用句
| 慣用句 | 意味 |
| 口が堅い | 秘密をしっかり守る |
| 口が軽い | 秘密などをすぐにしゃべってしまう |
| 口を割る | かくしていた秘密を白状する |
| 口火を切る | 先頭を切って物事を始める |
「手・足」を使った慣用句
| 慣用句 | 意味 |
| 手を焼く | うまく扱えず、てこずる |
| 手のひらを返す | 急にこれまでと反対の態度をとる |
| 足を引っ張る | 人の成功や前進のじゃまをする |
| 足が出る | 予算をこえて赤字になる |
「顔・鼻・耳」を使った慣用句
| 慣用句 | 意味 |
| 顔が広い | 知り合いが多い |
| 鼻が高い | 得意で誇らしい |
| 鼻にかける | 得意になって自慢する |
| 耳が痛い | 自分の弱点をつかれて、聞くのがつらい |
意味を取り違えやすい慣用句に注意
中学受験では、本来の意味とよく誤解される意味を区別させる問題が出ます。代表例を押さえましょう。
- 役不足…〈その人の力に対して、役目が軽すぎる〉という意味。「力不足(実力が足りない)」と混同しないように。
- 気が置けない…〈遠慮がいらず、気楽でとても親しい〉というよい意味。「油断できない」ではありません。
- 敷居が高い…本来は〈不義理をしていて、その人の家に行きにくい〉という意味です。
効率よく覚えるコツ
慣用句は数が多いので、体の部位や「同じ言葉を使うグループ」でまとめると、関連づけて記憶できます。さらに、意味だけでなく「どんな場面で使うか」を一文で思い浮かべると、実際の問題でも選びやすくなります。最後はクイズでくり返し確認し、間違えたものを重点的に復習しましょう。
本サイトの「慣用句」カテゴリは187問を収録。体の部位を使った穴埋め問題や、誤用しやすい表現も練習できます。