最近の中学受験の論説文(説明的文章)では、抽象的なカタカナ語がよく登場します。意味を知らないと文章全体が読み取れなくなることも。ここでは、知っておきたい外来語を意味つきで整理します。
論説文は、社会・科学・文化などの「考え方」を述べる文章です。そこでは「アイデンティティ」「パラドックス」のような、日本語の一語では言いかえにくい抽象的な概念がカタカナ語で使われます。これらの意味をつかめるかどうかが、読解の正確さに直結します。
| カタカナ語 | 意味 |
|---|---|
| アイデンティティ | 自分が自分であるという独自性 |
| パラドックス | 一見矛盾するが、真理を含む言い方(逆説) |
| ステレオタイプ | 型にはまった、画一的な見方 |
| ジレンマ | 二つの選択の板挟みで悩む状態 |
| コンセプト | 全体をつらぬく基本的な考え方 |
| メタファー | 「〜のようだ」を使わないたとえ(隠喩) |
| グローバル | 世界規模であるさま |
| ポテンシャル | 表に出ていない、ひそむ力 |
英語の意味そのままではなく、日本語独特の使われ方をするものもあります。
カタカナ語は、日本語に言いかえてみると意味が定着します。「パラドックス=逆説」「コンセプト=基本的な考え方」のように、対応する日本語をセットで覚えましょう。
「マクロ⇔ミクロ」「ポジティブ⇔ネガティブ」のように、ペアで覚えると効率的です。
単語だけでなく、実際の文の中でどう使われるかを見ると、ニュアンスまでつかめます。
論説文の読解には、抽象的なカタカナ語の理解が欠かせません。「日本語に言いかえる」「ペアで覚える」「文の中で確認する」を意識して、少しずつ語彙を増やしていきましょう。