敬語は、中学受験の国語で必ず押さえたい文法分野です。「だれを高めるか」を意識すると、尊敬語・謙譲語・丁寧語のちがいがすっきり整理できます。よく出る言い換えとあわせて解説します。
| 種類 | だれを高めるか | 例 |
|---|---|---|
| 尊敬語 | 動作をする相手を高める | 言う→おっしゃる |
| 謙譲語 | 自分をへりくだらせて、相手を立てる | 言う→申す |
| 丁寧語 | 話の聞き手に対してていねいに述べる | 言う→言います |
ポイントは、尊敬語は「相手の動作」、謙譲語は「自分の動作」に使うということ。ここを取り違えると、敬語の問題はほとんど間違えてしまいます。
| もとの言葉 | 尊敬語(相手) | 謙譲語(自分) |
|---|---|---|
| 言う | おっしゃる | 申す/申し上げる |
| 見る | ご覧になる | 拝見する |
| 食べる | 召し上がる | いただく |
| 行く・来る | いらっしゃる | 参る/うかがう |
| する | なさる | いたす |
| いる | いらっしゃる | おる |
| 会う | お会いになる | お目にかかる |
| 知っている | ご存じだ | 存じている/存じ上げる |
特別な言い換えがない動詞は、形を変えて敬語にします。
「お茶」「ご飯」「お料理」のように、言葉に「お・ご」を付けて上品にする言い方を美化語といいます。相手を高める尊敬語とはちがい、自分の物にも使えます(例:「お弁当を持ってきました」)。
敬語は「だれを高めるか」で考えれば整理できます。尊敬語=相手、謙譲語=自分、丁寧語=聞き手。よく出る言い換えを覚え、二重敬語などの誤りに注意しながら、クイズで確認しましょう。