同音異義語・同訓異字の使い分け

同じ読みなのに、意味によって漢字が変わる——これが中学受験の漢字でいちばん差がつくところです。丸暗記ではなく、「意味のちがい」をおさえれば、初めて見る文でも正しい漢字を選べるようになります。

同音異義語と同訓異字のちがい

まちがえやすい同音異義語

読み漢字と意味
タイショウ対象(目あて・相手)/対称(つり合い)/対照(照らし合わせ・対比)
ホショウ保証(確かだと請け合う)/保障(守る)/補償(損害を埋め合わせる)
ツイキュウ追求(利益を求める)/追及(責任を問いつめる)/追究(真理をきわめる)
カンショウ観賞(自然を見て楽しむ)/鑑賞(芸術を味わう)/干渉(立ち入って口を出す)/感傷(もの悲しい気分)
イガイ意外(思いがけない)/以外(それをのぞくほか)
カイホウ解放(自由にする)/開放(あけ放つ)

まちがえやすい同訓異字

読み漢字と意味
おさめる納める(お金・物を渡す)/収める(よい結果を得る)/治める(統治する)/修める(身につける)
あつい暑い(気温)/熱い(物の温度)/厚い(厚みがある)
はかる計る(時間・数)/測る(長さ・面積)/量る(重さ・かさ)/図る(くわだてる)
つとめる勤める(職場で働く)/務める(役目を引き受ける)/努める(努力する)
さす差す(傘を差す)/指す(方向を指す)/刺す(突き入れる)/挿す(花を挿す)

使い分けのコツ

1. 漢字の「意味」を手がかりにする

たとえば「おさめる」なら、〈お金 → 納める〉〈成功 → 収める〉のように、前後の言葉と漢字の意味を結びつけて考えます。漢字の意味を知っていれば、暗記しなくても選べます。

2. セットで覚える

「タイショウ」を覚えるときは、対象・対称・対照を三つまとめて、それぞれの例文ごと覚えると混同しません。

3. 例文で確認する

「保証人になる/安全を保障する/損害を補償する」のように、例文で覚えると、実際の問題でも迷いません。

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