「熟字訓(じゅくじくん)」とは、二字以上の漢字が組み合わさった熟語を、漢字一字ずつの読みからは導けない、特別な読み方で読むものをいいます。たとえば「田舎」は「田(た・でん)」「舎(しゃ)」という一字ずつの読みからは「いなか」とは読めません。熟語全体に対して、まとめて一つの読みがあてられているのが熟字訓の特徴です。
こうした言葉は、漢字の音読みや訓読みを組み合わせても答えにたどりつけないため、一つひとつ読み方をおぼえておくしかありません。中学受験では読みの問題として非常によく出題されるので、ここで意味といっしょに確認しておきましょう。声に出して読みながら、漢字と読みのセットを目と耳でおぼえるのが効果的です。
「漢字」「読み」「意味」の順にまとめました。読み方はひらがなで示しています。
| 漢字 | 読み | 意味 |
|---|---|---|
| 田舎 | いなか | 都会から離れた、田畑の多い土地 |
| 海原 | うなばら | 広々と広がる海 |
| 笑顔 | えがお | にっこりと笑った顔 |
| お土産 | おみやげ | 旅行などで人にあげる品物 |
| 果物 | くだもの | りんごやみかんなど、木になる食べられる実 |
| 今朝 | けさ | きょうの朝 |
| 心地 | ここち | そのときに感じる気持ち・感じ |
| 景色 | けしき | 目に見える、まわりのながめ |
| 五月雨 | さみだれ | 陰暦五月ごろに降り続く長雨。梅雨の雨 |
| 時雨 | しぐれ | 秋の終わりから冬にかけて、降ったりやんだりする雨 |
| 清水 | しみず | 地中からわき出る、きれいな水 |
| 上手 | じょうず | 物事のやり方がたくみなこと |
| 梅雨 | つゆ | 六月ごろの、雨の多く降る季節 |
| 凸凹 | でこぼこ | 表面が平らでなく、出たり引っ込んだりしていること |
| 名残 | なごり | 物事が過ぎ去ったあとに残る気配や気持ち |
| 雪崩 | なだれ | 山につもった雪が、いきおいよく崩れ落ちること |
| 博士 | はかせ | 学問にすぐれた人。「はくし」とも読む |
| 二十歳 | はたち | 二十才のこと |
| 一人 | ひとり | 人数が一名であること |
| 二日 | ふつか | 日数の二日。月の二番目の日 |
| 下手 | へた | 物事のやり方がうまくないこと |
| 迷子 | まいご | 連れとはぐれて道に迷った子ども |
| 真面目 | まじめ | 本気で、いいかげんでないこと |
| 紅葉 | もみじ | 秋に赤や黄に色づいた葉。また、かえでの木 |
| 大和 | やまと | 日本の古い呼び名。また、奈良地方の古称 |
| 行方 | ゆくえ | 進んでいく先。どこへ行ったかという所在 |
| 若人 | わこうど | 年の若い人。若者 |
| 足袋 | たび | 和服のときに足にはく、つま先が分かれたはき物 |
| 相撲 | すもう | 二人が組み合って力をくらべる、日本の競技 |
| 七夕 | たなばた | 七月七日の、星にちなんだ行事 |
| 八百屋 | やおや | 野菜や果物を売る店 |
| 眼鏡 | めがね | 目をよく見えるようにするためにかける道具 |
| 為替 | かわせ | 現金を直接送らずにお金のやり取りをするしくみ |
| 大人 | おとな | 十分に成長した人 |
| 河原 | かわら | 川のそばの、石や砂の多い平らな所 |
| 下手 | しもて | 舞台などで、向かって左の方。「したて」とも |
熟字訓は出題されやすい分野です。一覧をくり返し見たら、クイズで読みをためしてみましょう。
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