接続語・指示語の攻略

接続語と指示語は、文章の「論理の流れ」をつかむためのカギです。とくに説明文・論説文では、ここをたどれるかどうかで読解の正確さが大きく変わります。考え方を整理して、確実に得点できるようにしましょう。

接続語の空欄補充問題の解き方

「( )に入る言葉を選びなさい」という空欄補充は、勘で選ぶ問題ではありません。空欄の前の文と後ろの文が、どんな関係でつながっているかを見れば答えは決まります。手順はこうです。

  1. 空欄の前の文の内容をつかむ。
  2. 空欄の後ろの文の内容をつかむ。
  3. 前と後ろが「逆になっている」「言いかえている」「例をあげている」など、どの関係かを判断する。
  4. その関係に合う接続語を選ぶ。

たとえば前が「練習をたくさんした」、後ろが「試合に負けた」なら、内容が逆向きなので「しかし」が入ります。前が「水は大切だ」、後ろが「飲み水だけでなく農業にも使う」なら、説明を加えているので「たとえば」や「つまり」が候補になります。

代表的な接続語の分類

接続語は、前後の文をどうつなぐかで仲間分けできます。代表的なものを覚えておくと、空欄補充が速く正確になります。

種類はたらき
順接前が原因・理由で、後ろがその結果だから/したがって/そこで
逆接前から予想される事と反対のことが続くしかし/だが/ところが/けれども
並列・添加前に並べたり、付け加えたりするまた/そして/さらに/しかも
対比・選択くらべたり、どちらかを選ばせたりする一方/それとも/または
説明・換言前の内容を言いかえたり、理由を補ったりするつまり/すなわち/なぜなら
例示具体例をあげるたとえば
転換話題を変えるさて/ところで/では

特に大切なのが逆接説明・換言です。「しかし」の後ろには筆者が言いたいことが、「つまり」の後ろには内容をまとめた大事な一文が来やすいので、線を引いて注目しましょう。

指示語の指す内容は原則「直前」にある

「これ」「それ」「あれ」「この」「その」などの指示語は、すでに出てきた言葉を指してくり返しをさけるための言葉です。指す内容(指示内容)は、ほとんどの場合指示語より前、それも直前にあります。「その問題が解けなかった」とあれば、「その問題」がどの問題かは、その文のすぐ前に書かれています。

指示語に答えを当てはめて確かめる

指示内容を見つけたら、それで終わりにせず当てはめて確かめることが大切です。指示語の部分に、見つけた内容を実際に入れて読み、意味が自然に通れば正解です。

たとえば「それはむずかしい挑戦だった」の「それ」を「初めて一人で旅をすること」と考えたら、「初めて一人で旅をすることはむずかしい挑戦だった」と読み直します。文がすんなり通れば、その内容で合っています。通らなければ、範囲を広げたりせばめたりして調整します。

文章の論理をたどる練習

接続語と指示語は、読みながら印をつけるとよく見えてきます。次のような練習が効果的です。

これをくり返すと、長い文章でも筆者の話の進め方が見えるようになり、内容説明や記述の問題にも強くなります。

接続語・指示語は読解の土台です。 分類を覚えたら、実際の文章で前後の関係を見ぬく練習を重ねましょう。
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まとめ

接続語は前後の文の関係を見れば選べ、指示語は直前を探して当てはめて確かめれば見つかります。逆接と換言の接続語に注目し、指示内容を矢印でたどる習慣をつければ、文章の論理が見えるようになります。

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